オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2016.11.29
IoT(Internet of Things)の広がりを、さまざまなシーンで目にし、耳にすることが多くなってきた。建設機械をIoT化させて、建設機器を「販売するモノ」から「提供するサービス」へと変化させたコマツのKOMTRAXは、すでに定番のIoT事例だ。これだけではない。製造業から物流、販売など多くのビジネスシーン、そして自動車や家電など生活にも、IoTは密接に関わるようになってきた。
そうした中で、農業などの第一次産業とIoTの関係は、少し想像がしにくいのではないだろうか。農業や畜産業の現場では、そもそもITとの縁が深くない印象が強い。IoTともなると、実現はまだ先のことだろうと考えても不思議ではない。
しかし、農業や畜産業にITを活用し、IoTのメリットを享受しようという動きは国内でも着実に活発化している。例えば、IT企業のオプティムは、佐賀県、佐賀大学農学部と連携して、農業にIoTやドローン、ウエアラブルデバイスなどを活用した農業の課題解決を進めている。NTTソフトウェアは、牛などの家畜にセンサーを取り付け、行動を分析し、畜産業者にとって重要な牛の発情期を検知するシステムをすでに実用化している。少し異なるアプローチで農業などへのIoT活用を推進しようとする試みが、日本のオラクルが開発した、畑と会話をする「畑bot」と呼ぶシステムだ。
畑と会話をする「畑bot」と聞くと、畑を動き回りながら人間に語りかけるロボットの姿を想像してしまいそうだが、実はちょっと異なる。畑botの「ボット」(bot)は、自動的にコンピューター上で実行するプログラムを指す。畑botをとても簡単に言い表すならば、「無料チャットアプリのLINEを使って畑の状況を対話形式で知ることができるシステム」とでも言えばいいだろうか。その仕組みと、使い勝手を見ていきたい。
執筆=青山 慎治
情報通信、モバイル系の雑誌やWebサイトで記者・編集者を経て、現在はフリーランスのライター。
技術TODAY
2022年5月20日(金)① 14時00分〜15時00分(予定)② 18時00分~19時00分
テレワーク関連
新型コロナウイルスの影響もあり、企業におけるテレワークの導入が拡大しました。
一方でまん延防止等重点措置が解除され、今後どのような働き方を目指すべきか迷われる企業様も増えているのではないでしょうか。
本セミナーでは日本テレワーク協会の村田瑞枝氏をお招きし、これからのテレワークのトレンドや、コミュニケーションのあり方についてお話いただきます。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年3月7日(月)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2023年導入予定のインボイス制度の対応の準備はできていますか。インボイス制度は、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式として導入されます。仕入額控除の要件として、適格請求書発行事業者が発行する「適格請求書」の保存が必要となります。本セミナーではPwC税理士法人 村上 高士氏をお招きし、課税事業者の皆さまの立場で、インボイス制度導入後に何が変わり、どのような影響があるのかを解説します。