ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2021.04.28
■お悩み
Zoomミーティングの記録を録画で残したいのですが、ホストによっては録画してくれなかったり、録画データを共有してくれなかったりします。自分で録画しようとしても、できないようです。手元に録画データを残すにはどうしたらいいでしょう。(静岡県 Y.Aさん)
■お答え
ホストにレコーディングを許可してもらえば自分でも録画が可能に
Zoomミーティング中に「レコーディング」というボタンを押してみたけど、「ミーティングのホストにレコーディングの許可をリクエストしてください」というツレない表示が出てくる経験をした人も少なくないでしょう。ミーティングを主催するホストにとっては録画の必要性を感じない会議であっても、自分としては会議中に指示された内容を確認するために、記録がほしいといった場合もあります。では、「レコーディングの許可をリクエスト」は、どのようにしたらいいのでしょうか。
▲「レコーディング」のボタンと、それを押したときの「ミーティングのホストにレコーディングの許可をリクエストしてください」という素っ気ない表示
残念ながらホスト以外の参加者は録画ができません。簡単なのは、ホストに録画を依頼して、そのデータを後で送ってもらう、クラウドに保存したならURLを教えてもらうなどでしょう。でも、録画してもらったうえ、データの転送までお願いするのは気が引ける場合もあります。そんなときは、勇気を出して「自分に録画できる権限を与えてください」とお願いしてみましょう。
ホストを引き受けている人も、会議の主催はできるようになったけど、Zoomの細かい操作には慣れていないかもしれません。そんな場合は、会議が始まる少し前に、次のようにお願いしてみましょう。
まず、マウスを動かすと表示される下部のメニューから、「参加者」をクリックしてもらいます。すると、右側に参加者一覧が表示されます。ホストには参加者の1人である「私」の名前の上にマウスを動かしてもらいましょう。そこに表示された「詳細」ボタンをクリックしてもらうと、ホスト側は詳細の設定メニューが開きます。ホスト以外の参加者は、同じ操作をしても「名前の変更」ぐらいしか表示されませんが、ホストにはいろいろな権限が与えられているため、メニューも豊富です。
次に、「ローカルファイルの記録を許可」をクリックしてもらいます。お願いするのはこれだけです。会議前、30秒もあれば設定を変更できます。
▲ホスト側が「参加者」をクリック、レコーディングする参加者名にマウスオーバーし、「詳細」をクリック。開いたメニューから「ローカルファイルの記録を許可」をクリック
ここまでをホストに操作してもらえば、自分の画面の「レコーディング」ボタンが有効になっているはずです。記録を許可されたと通知するダイアログボックスがポップアップしたのを確認し、「レコーディング」をクリックすれば、レコーディングが始まります。録画データは、Windows 10のデフォルトの設定では「ドキュメント」の「Zoom」フォルダーに記録されます。これで、会議後に「録画データを送ってください」とお願いせずに、自分の環境に録画データを保存できました。
▲レコーディングを開始。「レコーディングしています」という表示とともに、一時停止や停止のボタンも現れる。Windows 10のデフォルトの設定では、データは「ドキュメント」の「Zoom」フォルダーに格納
執筆=岩元 直久
オンライン会議お悩み相談室
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