中小企業のトレンド(第13回)ここまで来た! 中堅・中小企業の健康経営

時事潮流 ヘルスケア

2016.07.29

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 中堅・中小企業でも、積極的に社員の健康維持・増進に取り組む会社が出てきた。社員の健康が、サービスや技術力の向上、安全確保などに不可欠と考えてのことだ。先行する企業の経営者に取材し、健康経営の「戦略と戦術」をまとめた。

 岩手県と青森県でホームセンターなどを経営する菅文(岩手県二戸市)は、今年3月、日本政策投資銀行の「DBJ健康経営格付」を取得し、有利な条件で融資を受けた。この格付けは、従業員への健康配慮の取り組みが優れた企業に付与され、評価結果に応じて融資条件が優遇される。75件の融資実績のうち、非上場企業は30社ほどしかない。

 同社は、従業員数300人弱。2014、15年度はパートを含め、全員が定期健康診断を受診した。さらに健診で精密検査が必要とされた従業員のうち、8割以上が受診している(14年度のデータ、治療中の従業員を除く)

 高い受診率の背景にあるのは、徹底した受診勧奨と情報提供だ。経営サポート部が要精密検査者を把握してその上司にメールで報告、受診を勧めてもらい結果を報告させる。加えて、同部が該当者に個別に電話して受診したかどうかを確認。一方で受診の便宜を図るため、「血圧が高ければ循環器科へ」「胸部エックス線の異常は呼吸器科」など、検査項目に応じた診療科を紹介する。

時系列で健康状態を把握…

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