ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2017.03.21
手のひらサイズのミニカーのブランドといえば、タカラトミーが発売する「トミカ」が有名です。
トミカは1970年にミニカー市場に参入し、発売から6年目の1976年には、販売台数が1億台を突破。2015年には総計6億台を超えました。それまでに販売されたミニカーを並べると、地球を1周する規模になるといいます。
トミカはもともと、国産のミニカー市場では後発でした。それにもかかわらず、トミカはなぜ先発のメーカーを追い抜き、40年以上続くロングセラーシリーズへ成長したのでしょうか。その秘密に迫ります。
前述の通り、日本にはトミカ以前にも国産のミニカーはありました。ですが粗悪品も多く、海外メーカーが扱うミニカーのほうが、人気がありました。
そこでトミカは、海外メーカーの製品を参考に、それを上回るミニカー作りを目標にしました。
トミカがまずこだわったのは、サイズでした。当時のミニカーは、海外で主流だった「1/43」スケールという、乗用車なら全長10cm前後の大きさになる縮尺を採用していたのに対し、トミカは縮尺の単位を統一せず、全長約7cm台に収まるサイズに統一しました。この約7cmというサイズは、子どもの手のひらに収まるのを念頭に置いたサイズとなります。
そして、ミニカーの造形にも力を入れました。全長7cmと小型サイズながらも、ドアが開閉したり、サスペンションを装備していたり、クレーン車のクレーンが動いたりなど、細部にこだわりました。この造形は、後に大人にも愛好者を生む下地となりました。
これに加えて、パッケージ(外箱)の大きさやデザインも統一しました。個々の商品にシリーズ番号を割り振るなど、デザイン面でも商品のイメージを洗練させました。
執筆=味志 和彦
佐賀県生まれ。産業技術の研究者を経て雑誌記者など。現在コラムニスト、シナリオライター。
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