ビジネスWi-Fiで会社改造(第8回)
Wi-Fiで売り上げを増やそう―売り上げアップ作戦
2017.04.27
1976年、ハンガリーの工科大学で建築学を教えていたエルノー・ルービック氏が考案した6面体の立体パズル「ルービックキューブ(Rubik’s Cube)」は、世界中に大反響を巻き起こしました。全世界の販売数は累計3億個を超え、今でも立体パズルの定番として親しまれています。
言ってしまえばブロックの色をそろえるだけの小さなパズルであるルービックキューブは、なぜ世界の人々の心を捉えたのでしょうか。
ルービックキューブは、もともと「学習教材」として作られたものでした。考案者のルービック氏は、工科大学の教師として「学生が平面の世界でしか物を考えない」と、長年不満を抱いていました。そこで、学生に「三次元の空間の世界と、空間の自由な可能性」を理解させたいと思い、ルービックキューブを考案したといいます。
当時のハンガリーは共産圏でしたが、公社を通して玩具として1977年に販売されました。この6面体の学習教材は、パズル的な面白さが口コミで評判となり、海外でも大人気に。米国では半年で200万個というセールス記録を樹立しました。
日本におけるルービックキューブの販売を担ったのが、玩具メーカーのツクダオリジナル(現・メガハウス)です。日本では1980年から販売されました。同社は店頭で「2分間チャレンジ」といった企画や、ルービックキューブのイベントを催し、完成できた人には「ルービック・キュービスト認定証」を送りました。この認定書を持つルービックキューブマニアは「キュービスト」と呼ばれるようになり、愛好者同士のつながりを生みました。タレントの萩本欽一氏もキュービストの一人として知られています。
こうしたプロモーションもあって、ルービックキューブは日本で瞬く間に普及。最盛期には、ニセモノも含め800万個ほど出回っていたとされます。
執筆=味志 和彦
佐賀県生まれ。産業技術の研究者を経て雑誌記者など。現在コラムニスト、シナリオライター。
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