働き方再考(第19回)社員一人ひとりが働きやすい環境づくり。そのポイント

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公開日:2024.03.06

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 コロナ禍を経て大きく変わったのが仕事のやり方だ。テレワークを余儀なくされていた企業も出社勤務に戻したり、出社と在宅勤務を組み合わせるハイブリッドワークを認めたりするなど、一人ひとりのニーズに合わせた多様な働き方が浸透している。

 

オフィス環境の見直しで多様な働き方に対応

 働き方の多様化とともにオフィスの姿も変わっている。コロナ以前から、決められた席のないフリーアドレスを採用する企業はあったが、テレワーク、ハイブリッドワークで毎日出社する社員の数が減り、フリーアドレスに移行する企業も増えているようだ。

 固定の自席であれば、私物や書類をデスク上に置いていても、周囲の人に迷惑をかけなければそれほど問題にはならなかったが、社員が席を共有するフリードアレスではそうはいかない。パソコンや資料を収納するロッカーはもちろん、仕事がしやすいワークスペースをいかに確保するかがポイントになる。フリーアドレスでは社員数に比べ、用意する席の数が少ない会社も見受けられる。想定外に出社する人が多い場合、空席を見つけるのに苦労したという経験のある人もいるだろう。

 また、同じ部署やプロジェクトチームのメンバーであれば、近くの席で仕事をすることも多いが、他部署の人に会って相談したい場合、どこに座っているのか分からず、スムーズなコミュニケーションが取りづらいという問題もある。そこで、空席がどこにあるのか、社員がどこにいるのか、状況を見える化する座席管理システムも提供されている。

 フリーアドレスに限ったことではないが、社員の健康を考えたワークスペースづくりも必要だ。長時間パソコンに向かって仕事をしていると肩こりや腰痛、ストレスなどの原因にもなる。疲れにくく作業しやすい机や椅子といったオフィス家具、目に優しい照明、観葉植物などの工夫とともに、社員のメンタルヘルスを含めた健康管理に配慮する。それにより、社員の健康増進だけでなく、組織の活性化や生産性の向上、社員の定着率の向上といった企業価値を高めることも可能だ。

Web会議の浸透でWi-Fi環境を見直し…

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執筆=山崎 俊明

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