オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2021.01.18
容器の底のツマミを折ると、カラメルが乗ったプリンが皿の上に飛び出すプッチンプリンは、デザートや子どものおやつとして定番です。自宅でのテレワークの合間に口にしているビジネスパーソンもいるかもしれません。プッチンプリンは1972年に販売が開始され、2013年には「世界一売れているプリン」としてギネス世界記録(ギネスワールドレコーズ)に認定された、世界クラスのロングセラーです。
プッチンプリンを開発したのは、グリコ乳業(2015年に江崎グリコに吸収合併)です。同社は江崎グリコに製菓用原料となる乳製品を供給するため1947年に設立されました。また、自社で牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳などの乳飲料やヨーグルトなどの乳製品を開発、販売していました。
乳飲料、乳製品だけでなく、牛乳を使ってデザート商品が作れないか――。そこで目を付けたのが、プリンでした。
プリンは、1970年頃、パーラーや洋菓子店などで人気のデザートになっていました。また、自宅で簡単に作れるプリンの素も売れ行きが好調でした。プリンに対するニーズはあることが想定されましたが、グリコ乳業はプリン後発組となることもあり、何かしら特徴を出す必要がありました。
他社が販売していたプリンは、容器からプリンを皿の上に出すのが容易ではなく、ほとんどの場合、容器に入ったまま食べるしかなかったのです。また、プリンとカラメルを絡めて食べるには、容器の底にたまっているカラメルの所までスプーンを入れなければなりません。そうするとプリンが崩れ、子どもがワクワクする見た目と豊かな食感が失われてしまいます。
パーラーなどでプリンが出されるときは、カラメルとプリンを一緒に食べても、プリンが崩れることはありません。簡単に皿の上に載せる方法はないものか――。スタッフの模索が続きます。
執筆=山本 貴也
出版社勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。投資、ビジネス分野を中心に書籍・雑誌・WEBの編集・執筆を手掛け、「日経マネー」「ロイター.co.jp」などのコンテンツ制作に携わる。書籍はビジネス関連を中心に50冊以上を編集、執筆。
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