オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2017.09.27
日本が抱える課題の1つに指摘されているのが、女性の社会進出です。経済協力開発機構(OECD)の「雇用アウトルック2016」によると、日本の25~54歳の女性の就業率は72.7%。加盟34カ国中23位と、低い水準にとどまっています。
女性の就業率とともに問題になっているのが女性管理職の少なさです。帝国データバンクが2016年に発表した調査によると、対象企業の管理職(課長相当職以上)に占める女性比率は平均6.6%。政府は、企業も含めて「社会のあらゆる分野において指導的地位に女性が占める割合を30%にする」との目標を立てていますが、遠く及びません。
こうした状況を鑑みて思い起こすのが、女性実業家の先駆けとして明治期に活躍し、女性の社会進出の象徴的存在となった広岡浅子です。
広岡浅子は、2015~2016年に放送されたNHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロイン・白岡あさのモデルとして一躍有名になりました。本連載の第1回で、ドラマでディーン・フジオカさんが演じて話題になった五代友厚を取り上げました(「大阪の父、五代友厚は本当に“イケメン”だった」)。今回は浅子について紹介します。
浅子は1849年、出水三井家の六代目当主・三井高益の四女として京都で生まれました。17歳のとき、両替商を営む大坂の豪商・加島屋に嫁ぎます。浅子の夫となったのは当主である第八代広岡久右衛門の次男・広岡信五郎で、幼い頃からのいいなずけでした。
加島屋の「御寮さん」(大阪の商人言葉で「女将さん」の意)になった浅子でしたが、嫁いで間もなく経営危機が訪れます。加島屋は諸藩に融資を行っており、これが大きな収入源になっていたのですが、1871年の廃藩置県により天保年間以前の債権がすべて帳消しになり、他の残っていた債権も、多くは無利息の長期債になってしまったのです。
本来、御寮さんの仕事は主人や使用人の世話で、店の表にはあまり出てきません。しかしこの危機を乗り越えるため、夫の信五郎、当主となった新五郎の弟・正秋と共に浅子は経営の前面に出ることを決意します。
偉大な先人に学ぶ日本ビジネス道
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