ゴルフエッセー「耳と耳のあいだ」(第3回)困難な目標は、見方を変えることが攻略の第一歩

スポーツ

2015.10.14

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 多くの人が愛してやまないゴルフ。時には難所といわれるコースを打ち進まなければなりません。初めてのコースならば、なおさら難度も上がるというもの。先が見えない目標に対して、臆してしまうのも仕方がないことです。しかし何度挑戦してもなかなか攻略できない、そんなときは少し見方を変える必要があるかもしれません。

目線を変えるとコースが違って見える

 ゴルフは、ホールごとに設定されたカップに向けて、ティーグラウンドからボールを打ち、セカンドショット、サードショットとコースを打ち進め、最終的にグリーン上にあるカップ(ホール)にボールを入れます。できるだけ少ない打数でボールを入れる、これがゴルフ競技です。ある程度ゴルフの経験を積んだ中上級者は、どのようなルートでカップインを目指すか、その戦略を立て、できるだけリスクを少なく、かつ効果的にコースを攻めていきます。例えば、ティーショットは左のバンカーを避けてフェアウエーの右サイドを狙い、そこからグリーン手前の花道(安全な場所)を狙っていこう、といった具合です。

 ですから、ゴルフでは通常、次に打つ先を見ています。そして、カップインしたあとは、カートに乗るなどして次のホールを目指します。つまりゴルフでは、常に「次の地点」を見て行動しているのです。

 さて、ゴルフをされる皆さんは、この通常の目線を変えてみた経験はあるでしょうか? つまり、セカンドショットの地点からティーグラウンドの方を見たり、グリーン上からフェアウエーの方向を見たりした経験です。そのような経験は少ないかもしれませんが、いつもの目線とは逆の目線でコースを見ると、同じコースでも全く違うコースのように見えることが多々あります。

 例えば、ティーグラウンドからセカンド地点を見た通常目線では「狭いなぁ」と感じたホールが、グリーン側から眺めて見ると意外に広く感じたりします。また、セカンド地点からグリーンの方を見たときは、そのすぐ手前まで池が広がっているように見えた景色も、やはり逆目線で見ると、池とグリーンの間が思ったより広く、特にプレッシャーを感じるほどではないことに気づく、といった具合です。

 これはつまり、「物事はゴール(目標)から見るほうがやさしく見える」ということです。今いる地点から目標地点を見ると、「狭いなぁ」「難しいなぁ」「プレッシャーだなぁ」と感じても、目標地点から現在いる場所を見ると、意外とやさしく見えるものなのです。

 少し脱線しますが、ゴルフをまだ始めていないけれど、当記事を興味深く読まれている方がいらっしゃるかと思います。ゴルフの用語はこちらのゴルフ用語辞典が詳しいので、どうぞ参考にしてください。

難題もゴールから見ると意外にやさしい…

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執筆=小森 剛ゴルフハウス湘南

有限会社ゴルフハウス湘南の代表取締役。「ゴルフと健康との融合」がテーマのゴルフスクールを神奈川県内で8カ所運営する。自らレッスン活動を行う傍ら、執筆や講演活動も行う。大手コンサルティング会社のゴルフ練習場活性化プロジェクトにも参画。著書に『仕事がデキる人はなぜ、ゴルフがうまいのか?』がある。

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