ゴルフエッセー「耳と耳のあいだ」(第28回)いまさら聞けないクラブ選び ~ウェッジ編~

スポーツ

2017.11.17

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 「ゴルフは人生の縮図」といわれています。人生同様、ゴルフコースにはさまざまなトラブルの種があり、事あるごとに逆境に陥ります。この逆境を克服する力がゴルファーとしての力量です。そしてそのトラブルは、ゴール(ピン)に近づけば近づくほど多くなります。深いバンカー、足首まで伸びるラフ、簡単には上げられない谷など……これらの障害物を避け確実にピンに寄せるためのクラブ、また、トラブルから挽回を図るクラブ、それが「ウェッジ」です。クラブ選びに焦点を当てたエッセーの第4弾、今回はウェッジについてお話しします。

 ゴルフが上手な人とはどのような人でしょうか?飛距離が出る人、真っすぐのボールが打てる人、あるいはアプローチが上手な人、パッティングが上手な人……色々挙げられると思いますが、私は「逆境に強い人」がゴルフの上手な人だと思っています。

 具体的には、たとえ目が覚めるようなナイスショットが出なくても、ピンチを脱し、スコアをまとめられる人。バンカーに入れたり谷に落としたりと、さまざまなトラブルに見舞われながらもうまくリカバリーし、大たたきをしない人。これらがゴルフのうまい人だと思います。そして、ゴルフのうまい人は、ウェッジの使い方も優れています。

ウェッジがうまく扱えると、ピンチになっても慌てない

ウェッジの種類と役割

 ウェッジは、9番アイアンでフルショットした距離よりも短い距離を打つためのクラブです。一般的には、ピッチングウェッジ(以下PW)、アプローチウェッジ(以下AW)、サンドウェッジ(以下SW)の3本をチョイスします。PW→AW→SWの順でロフト角が大きくなり、ボールが上がりやすくなります。PWのロフト角は44度前後、AWで50度前後、SWで56度ぐらいが目安になるでしょうか。

左から、PW、AW、SWの順にロフト角が大きくなる。写真は「XXIO FORGED(ダンロップ)」

 PWとSWは、ほとんどのモデルでこの名称が付いていますが、AWはモデルによって、ピッチングサンド(PS)、ロブウェッジ(LW)、フェアウェイウェッジ(FW)、あるいはギャップウェッジ(GW)など、さまざまな名称が付いているケースがあります。

 また、AWやSWと呼ばずに、ロフト角で表記しているモデルも少なくありません。メーカーによっては、50度から60度まで2度刻みでラインアップされていて、プレーヤーが好みの角度をチョイスできるモデルもあります。

 SWは主にバンカーから脱する際に使用します。最もボールを高く上げられるクラブなので、ラフからのショットや谷に落とした際の脱出などに重宝します。ただし、弾道の高いボールを打ちたいからといって60度ぐらいのウェッジを選ぶと、クラブがボールの下をくぐるミス(俗にいうダルマ落とし)が出やすくなります。よほどの上級者でない限り、56度ぐらいが打ちやすいでしょう。

ロフト角以上に大切なバウンス角…

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執筆=小森 剛ゴルフハウス湘南

有限会社ゴルフハウス湘南の代表取締役。「ゴルフと健康との融合」がテーマのゴルフスクールを神奈川県内で8カ所運営する。自らレッスン活動を行う傍ら、執筆や講演活動も行う。大手コンサルティング会社のゴルフ練習場活性化プロジェクトにも参画。著書に『仕事がデキる人はなぜ、ゴルフがうまいのか?』がある。

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