ゴルフエッセー「耳と耳のあいだ」(第24回)上達の近道は、本質を見失わないこと

スポーツ

2017.07.14

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 近ごろの政治や経済のニュースを見ていると、国内も海外もなんだかなぁとため息ばかり出ませんか。例えば議論の場であるはずの国会が議論を放棄してしまっては、存在理由が不明確になってしまいます。問題が発生した際にそもそも原点は何か、本筋は何かと常に意識しないと、道を見失うことが往々にあります。ゴルフも例外ではありません。

 ゴルフは、本質を忘れてしまってプレーに臨むと途端にスコアを崩してしまいます。コースに出ていて、そうしたゴルファーを多く見かけます。本質さえ見失わなければ、ゴルフはもっと易しくなりますし、もっと良いスコアで回れるはずなのです。今回は、ゴルフの本質について考えてみたいと思います。

ゴルフの本質とは?

 ゴルフとは、所定のコースにおいてクラブを使ってボールを打ち、いかに少ない打数でカップに入れるかを競う競技です。「少ない打数でカップに入れる」「目的の場所にボールを運ぶ」……この2つ、つまり結果とプロセスこそがゴルフの本質です。

 ドラコン(ドライビングコンテスト)のように飛距離を競う大会もありますが、ゴルフ競技は、そもそもナイスショットや飛距離を競うものではありませんし、スイングのキレイさを競うものでもありません。この本質を忘れ、ショットの良しあしや飛距離ばかりを求めてプレーしている人が、とても多いのではないでしょうか?以下の実例に心当たりはありませんか?

●ナイスショットが打てないと嘆く人
 ボールはフェアウェイの良い所に運べているにもかかわらず、「今のはチョット当たりが悪いなぁ」「少し芝をかんだなぁ」と、100点満点のショットでなければ気が済まない。

――満足できなかったとしても、良い位置に付けたことを喜ぶべきです。理想のショットを打てるほうがまれなのですから。

●結果オーライを悔しがったり、恥ずかしがったりする人
 ボールの上をたたく(トップ)などのミスショットをしたにもかかわらず、ボールが転がって運よくグリーンにオンできたとき、「もっとちゃんと打てていれば」などと言い訳をする。

――少ない打数でカップに入れるため、目標とする場所にボールを運ぶというゴルフの目的からすれば、結果オーライは文字通り、オールライト(良い/問題ない)なのです。悔しがったり恥ずかしがったりする必要はないでしょう。

●ナイスショットが打てたことだけに満足する人

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執筆=小森 剛ゴルフハウス湘南

有限会社ゴルフハウス湘南の代表取締役。「ゴルフと健康との融合」がテーマのゴルフスクールを神奈川県内で8カ所運営する。自らレッスン活動を行う傍ら、執筆や講演活動も行う。大手コンサルティング会社のゴルフ練習場活性化プロジェクトにも参画。著書に『仕事がデキる人はなぜ、ゴルフがうまいのか?』がある。

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