オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2019.01.11
「いくら練習しても思うようにボールの飛距離が伸びない」という人はいませんか。その原因はもしかすると、姿勢の崩れにあるかもしれません。姿勢の崩れはフォームの崩れといってもいいでしょう。中でも、猫背の人は、握ったクラブを自分が思っているよりもスムーズに振れず、ボールに力を伝えきれないことが多いようです。
今回は、崩れた姿勢がどうスイングに悪影響を及ぼしているかを踏まえて、前回・前々回でお伝えした、肩の高さの左右差や骨盤のゆがみを解消する運動を紹介します。ゴルフにおける姿勢の崩れを解消し、理想的な姿勢を獲得することは、普段の生活の姿勢改善やメタボ対策としても有効です。ぜひ実行してみてください。
理想的な姿勢とは、人の体を直立した状態で横から見たとき、耳、肩、腰、膝、踝(くるぶし)が同一線上に並んだ状態です。姿勢が崩れた状態は、特定の筋肉が短く収縮している、あるいは、逆に特定の筋肉が伸びて弛緩(しかん)していることで、骨格が本来あるべきポジションにない状態ともいえます。
肩甲骨の一番出っ張ったところを「肩峰(けんぽう)」といいます。理想的な姿勢を保っていれば、横から見たときに耳は肩峰の真上に位置していますが、すごく猫背の人は、耳が肩峰の位置からさらに前寄りになります。姿勢を見てくれる人がいれば、立った姿を横から見てくれるようにお願いしてみましょう。耳が肩峰より少し前にあるようなら猫背気味ということです。
猫背の人は、肩甲骨の上側の筋肉が収縮して硬くなり、肩甲骨下部の筋肉が弛緩して弱くなっている、つまり、肩甲骨を十分に動かすことができない状態なのです。「バックスイングで肩を回せ」とアドバイスされた方は多いと思いますが、その意図することは「肩甲骨を十分に動かせ」ということ(本コラム第31回)です。
腕を前方に伸ばす、腕を上げるという動作も、肩甲骨が上腕骨とセットになって動きます。肩甲骨の可動域に制限があると、バックスイングのときに肩が十分回せなかったり、腕を大きく伸ばせなかったりするため、結果的に、猫背の人はスイングアークが小さくなり、飛距離が出ないという不具合が生じてしまうのです。猫背気味の人は、それを改善しながら、第31回のコラムに掲載した運動を行い、肩甲骨の柔軟性を回復させることに努めましょう。
執筆=小森 剛(ゴルフハウス湘南)
有限会社ゴルフハウス湘南の代表取締役。「ゴルフと健康との融合」がテーマのゴルフスクールを神奈川県内で8カ所運営する。自らレッスン活動を行う傍ら、執筆や講演活動も行う。大手コンサルティング会社のゴルフ練習場活性化プロジェクトにも参画。著書に『仕事がデキる人はなぜ、ゴルフがうまいのか?』がある。
ゴルフエッセー「耳と耳のあいだ」
2022年5月20日(金)① 14時00分〜15時00分(予定)② 18時00分~19時00分
テレワーク関連
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