ゴルフエッセー「耳と耳のあいだ」(第73回)

感動と学びが得られた東京2020ゴルフ競技

2021.08.30

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 東京2020大会が日本人選手のメダルラッシュで大いに盛り上がり、TVにくぎ付けになった視聴者も多かったことでしょう。霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県/以下、霞ヶ関CC)で開催されたゴルフ競技では、女子の稲見萌寧選手がニュージーランドのリディア・コ選手とのプレーオフを制し、見事銀メダルを獲得しました。オリンピックゴルフ競技では男女通じて日本選手初のメダリスト誕生です。男子では日本人選手のメダル獲得とはならなかったものの、松山英樹選手が最後までメダル争いを演じ、ファンや視聴者を楽しませてくれました。

メダルは逃したものの日本を沸かせた松山選手

 男子ゴルフは7月29日~8月1日の日程で開催され、米国のザンダー・シャウフェレ選手が通算18アンダーで金メダルを獲得。最終日にスコアを10打伸ばし、通算17アンダーでフィニッシュしたスロバキアのロリー・サバティーニ選手が銀メダルを獲得しました。日本代表の松山英樹選手は、3日目を終えた時点でトップと1打差、13アンダーで単独2位と好位置につけ、最終日は2打スコアを伸ばし、15アンダーの3位タイでホールアウトしました。「松山選手、銅メダル!」と思いきや、他の多くの選手が最終日にスコアを伸ばし、15アンダーが7名も出る大混戦に。

 松山選手を含む3位タイの7選手で、銅メダルを懸けてのプレーオフが始まりました。

 プレーオフの1ホール目、松山選手のティーショットはフェアウエー最高の位置に運んだものの、セカンドショットをグリーン左、ボールを見つけるのが困難な程の深いラフに打ち込んでしまい痛恨のボギー、メダル獲得とはなりませんでした。

 銅メダルは、プレーオフを4ホール目で制した、台湾の潘政琮(ハン・セイソウ)選手が獲得しました。他のゴルフトーナメントでは優勝を懸けたプレーオフはありますが、3位を懸けたプレーオフはありません。オリンピックならではの光景で、メダルには手が届かなかったとはいえ、松山選手の戦いに胸を打たれた視聴者も少なくなかったのではないでしょうか。

松山選手から学びたい「ゴルフの仕方」… 続きを読む

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執筆=小森 剛ゴルフハウス湘南

有限会社ゴルフハウス湘南の代表取締役。「ゴルフと健康との融合」がテーマのゴルフスクールを神奈川県内で8カ所運営する。自らレッスン活動を行う傍ら、執筆や講演活動も行う。大手コンサルティング会社のゴルフ練習場活性化プロジェクトにも参画。著書に『仕事がデキる人はなぜ、ゴルフがうまいのか?』がある。

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