アスリートに学ぶビジネス成功への軌跡(第4回)競馬界のレジェンド武豊が勝ちを積み上げられる理由

人材活用

2018.10.24

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 JRA(日本中央競馬会)の騎手である武豊氏は、1987年に17歳でデビューして、新人最多勝記録を塗り替えると、翌年には史上最年少(19歳1カ月)でJRA通算100勝達成。以降、破竹の勢いで活躍を続け、史上最速・最年少(26歳4カ月)で通算1000勝を達成した。2007年7月には通算2944勝に到達し、岡部幸雄元騎手が保持していた最多勝記録を更新して以降前人未到の通算勝利を積み重ね、2018年9月29日には4000勝を達成している。なぜ、ここまで勝ちを積み上げることができるのか。

多くの関係者がいる競馬、制約の中で戦う騎手

 競馬とは、騎手が競走馬を走らせて着順を競うスポーツだ。レースに勝利した際は騎手・競走馬はもちろん馬主や厩舎などの関係者もたたえられるという特徴がある。

 馬主が資金を提供し、生産者が強い競走馬を生み出し、調教師が磨きを掛ける。騎手がレース当日の枠順、展開、競走馬の調子、レース当日の天候、馬上の状態などさまざまな要素を冷静に分析し、想定を重ねて答えを導き出し、競走馬を走らせて勝利する。このすべてが競馬である。

 多くの関係者が存在する競馬において、騎手が勝つために重要なことの1つは、強い競走馬の馬主から騎乗オファーを受けることだ。しかし、常にそれが実現するとは限らない。武氏も一番能力のある競走馬ではなく、能力の劣る競走馬に騎乗する場合もある。

 それでも武氏は勝つ可能性を徹底的に模索する。例えば相手の不得手を突く、あるいは得手を封じるといった騎乗プランを実行すれば、チャンスが訪れると考えている。彼の著書では、自分や、騎乗する競走馬が120%の力を出せるようなレース展開をシミュレーションし、レースに挑んでいると述べている。

どんなに不利なレースでも、勝てる展開はある…

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執筆=峯 英一郎studio woofoo

ライター・キャリア&ITコンサルタント。IT企業から独立後、キャリア開発のセミナーやコンサルティング、さまざまな分野・ポジションで活躍するビジネス・パーソンや企業を取材・執筆するなどメディア制作を行う。IT分野のコンサルティングや執筆にも注力している。

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