オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2015.08.04
頭を下げずに「時短」で商品を売る方法
五丈凛華著
サンマーク出版
営業の本です。ビジネスの現場、とくに営業の現場では当たり前とされている「おじぎ」をやめることで、短時間で物が売れるようになります。
営業というと、お客様にぺこぺことおじぎをするイメージですが、「だから売れない」と著者は言います。もちろん、本書で紹介されるテクニックは「偉そうにして、顧客の飢餓感をあおる」といった、小手先の話ではありません。お客様と対等な関係で、プロとしてお客様が抱える問題を解決しながら、商品もしっかり売って会社にも貢献する……そんな真の営業マンになる方法を教えます。
一般に、この手の本は、カリスマと呼ばれた優秀な営業マンが経験から導き出した本質論を紹介するものが大半です。「感謝を忘れず」「身だしなみを清潔に」など、きれいごとばかりでそれほど役立ちません。あとは、ベテラン営業マンが書いた「セールストーク集」や「ツールの活用法」「資料の作り方」など、細かいテクニックを列挙した本ばかりです。
その点、本書は誰にでも再現できるノウハウがまとめられています。「お客のタイプ分けとその攻略法」「お客の言いなりにならない7か条」「6つの時短販売テクニック」などは、すぐにでも使えます。最終章では“商人”への原点回帰を呼びかけ、品格のある本物の営業マンの姿を描きます。営業という仕事に対する、著者の誇りと愛さえ感じられます。
新米営業マンからベテラン営業マン、さらにマネジメント層にとっても目からうろこが落ちる内容です。一読をお勧めします。
執筆=藤井 孝一(ビジネス選書WEB)
ビジネス書評家、読者数5万人を超える日本最大の書評メールマガジン『ビジネス選書&サマリー』の発行人。年間1000冊以上の書籍に目を通し、300冊以上の書籍を読破する。有名メディアの書評を引き受けるほか、雑誌のビジネス書特集でも、専門家としてコメント。著書は『読書は「アウトプット」が99%』(知的生きかた文庫)のほか、『週末起業』など、累計50冊超、うちいくつかは中国、台湾、韓国でも発刊されている。
読書でビジネス力をアップする
2022年5月20日(金)① 14時00分〜15時00分(予定)② 18時00分~19時00分
テレワーク関連
新型コロナウイルスの影響もあり、企業におけるテレワークの導入が拡大しました。
一方でまん延防止等重点措置が解除され、今後どのような働き方を目指すべきか迷われる企業様も増えているのではないでしょうか。
本セミナーでは日本テレワーク協会の村田瑞枝氏をお招きし、これからのテレワークのトレンドや、コミュニケーションのあり方についてお話いただきます。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年3月7日(月)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2023年導入予定のインボイス制度の対応の準備はできていますか。インボイス制度は、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式として導入されます。仕入額控除の要件として、適格請求書発行事業者が発行する「適格請求書」の保存が必要となります。本セミナーではPwC税理士法人 村上 高士氏をお招きし、課税事業者の皆さまの立場で、インボイス制度導入後に何が変わり、どのような影響があるのかを解説します。