ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2017.05.11
課長のための「やらない」教科書
田原洋樹 著
三笠書房
課長向けのマネジメントの本です。企業などの組織の中で、課長というポストで働いている人の業務を見直し、本当に「やるべきこと」を見極めます。
課長を取り巻く環境は、年々厳しくなっています。業務スピードは上がり、複雑化する一方で、パワハラや残業などに関して、管理職への突き上げが厳しくなっています。
そんな中、発想を転換して、ある種の業務に対して「やらない」という意思決定を推奨します。これにより、課長の仕事を変えていきます。結果、本当にやりたいことにたどり着くことができるようになります。本書のノウハウが優れているのは、新たに難しいこと、面倒なことを始める必要がない点です。むしろ、どんどん「やめること」を勧めます。
具体的には「教えない」「叱らない」「仕切らない」「つき合わない」「なびかない」「話さない」「残らない」の7つです。これらを止めることで、心と体が楽になり、成果も上がります。
著者は、もともとJTBで史上最年少課長として数々の事業を成功させた人物です。その後、人材育成コンサルタントとして、多くの課長を救ってきたそうです。そんな人材のプロのノウハウです。課長という仕事は曖昧です。だからこそ難しく、何でもかんでもやってしまいがちです。それらをいったん整理し、本当に必要なことに取り組めるようになります。
課長をやっている人や課長目前の人、いずれやりたい人、課長を育成する立場にある人は必読です。それ以外にも、人を動かす立場にある人なら、部長でも小さな会社の経営者でも役立ちます。
執筆=藤井 孝一(ビジネス選書WEB)
ビジネス書評家、読者数5万人を超える日本最大の書評メールマガジン『ビジネス選書&サマリー』の発行人。年間1000冊以上の書籍に目を通し、300冊以上の書籍を読破する。有名メディアの書評を引き受けるほか、雑誌のビジネス書特集でも、専門家としてコメント。著書は『読書は「アウトプット」が99%』(知的生きかた文庫)のほか、『週末起業』など、累計50冊超、うちいくつかは中国、台湾、韓国でも発刊されている。
読書でビジネス力をアップする
2022年6月24日(金)13時30分-15時00分(予定)
業務効率化関連
これからの経営の重要なキーワードとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)。
デジタル技術の急速な発展・SDGs等の社会環境変化や市場の競争環境変化により、企業はデジタルを活用した事業や業務の変革が迫られています。
本セミナーでは、「DX」の概念の理解に加え、事例等を通じ、具体的イメージをご紹介しながらDX推進のためのポイントをお伝えすると共に、すぐにできるDXをご紹介します。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年6月3日(土)~2023年3月31日(金)
業務効率化関連
DXという言葉はすっかりバズワードとなり、今やすべての企業にとってデジタル化は必須となっています。
しかし、DXの捉え方は会社によってさまざまで、「とりあえずデジタル」のような取り組みをDXと位置付けているケースもございます。
本セミナーでは、まず第一部で企業におけるDXの定義とDX活動を着実に前進させるポイントについてご説明し、第二部ではDX活動の第一歩として「おまかせAI-OCR」を活用したオペレーション改革について、具体例を交えながらご紹介します。