読書でビジネス力をアップする(第84回)お金を生み出す仕組みをいち早くつくる

ビジネス本

2022.05.10

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お金を持ち続けられる人になるための「自分資産化計画」
園原新矢 著/クロスメディア・パブリッシング

 お金の不安から解放される方法です。資産については、株、FX、不動産などいろいろありますが、むやみに飛び付いて、いきなりお金を投じるのは危険です。その前にやるべきことがあるのです。まずは、考え方や心構えを学ばなくてはなりません。

 その上で、お金を持ち続ける能力を身に付けることです。そのための自己投資をするべきです。それこそが、お金の問題を解決し、幸せになる秘訣です。著者は、20年以上さまざまな投資を自ら実践し、さらにお金に不安を抱える人の問題解決をテーマに事業を続けてきた中で、このことを確信したそうです。本書でそれを学びます。

 いつの時代もお金の不安を感じる人がいます。だから、耳寄りな投資話もあふれています。しかし、はやりの案件に飛び付いてもうまくいくものではありません。仮に運よくお金を手にできても、かえって不幸になるのでは意味がありません。実際、私の知人にも、FXで大金を得たり、仮想通貨で“億り人”になったりしたのに、すぐに借金まみれになった人もいます。

 人生は長いですから、一瞬だけ大金を手にしても意味がありません。大事なのは、いつもお金の心配から自由でいられることです。それが、幸せになる近道です。そのためには、お金を生み出す仕組みをいち早くつくるべきです。本書はこれを「パイプライン」と呼びます。いわゆる不労所得です。

 本書にはそれをつくる手順も書いてあります。具体的には「野望を明確にする」「時間とお金の軸から自分がどこにいるのかを確認する」「自分をコントロールする力を身に付ける」というステップです。これに沿ってワークを交えて解説します。むやみに投資を始める前に、絶対に読んでおくべきです。「お金の不安から自由になりたい」と考える人はもちろん、さらには「有意義な人生を生きたい」と考える人にもお薦めしたい一冊です。

 「お金持ち」というと「お金を稼ぐ人」をイメージしがちです。しかし、著者は「稼ぐ人」より「お金を持ち続ける人」が、真の「お金持ち」だといいます。不安軽減に不可欠だからです。実際、お金を稼ぐために死に物狂いで働いて時間がなかったり、家族に我慢を強いたりしていたのでは意味がありません。「それならいっそお金なんかいらない」となるかもしれません。

あくせく働く社長ほど貧乏…

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執筆=藤井 孝一ビジネス選書WEB

ビジネス書評家、読者数5万人を超える日本最大の書評メールマガジン『ビジネス選書&サマリー』の発行人。年間1000冊以上の書籍に目を通し、300冊以上の書籍を読破する。有名メディアの書評を引き受けるほか、雑誌のビジネス書特集でも、専門家としてコメント。著書は『読書は「アウトプット」が99%』(知的生きかた文庫)のほか、『週末起業』など、累計50冊超、うちいくつかは中国、台湾、韓国でも発刊されている。

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