読書でビジネス力をアップする(第70回)「知性の地図」を知る最初の1冊を指南!

ビジネス本

2021.03.04

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本には読む順番がある
齋藤孝 著、クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

 本の読み方を教える本です。特に、読む順番の大切さとその方法が分かります。物事には順番があり、読書についても同じです。それなのに、このことに触れることはあまりありませんでした。

 そのため、最初に難解過ぎる本を手にしてしまい、内容がまったく理解できないまま挫折、その分野に対する関心そのものをなくす人が少なからずいます。もったいないことです。

 それを避けるには、読む順番を意識することだと著者は言います。理解のレベルに応じて本を選び、順を追って読み進めていくことで、無理なく教養を深めることができるといい、その方法を教えます。

 なお、本書が対象にしているのは、哲学や文学、科学などの学問の分野です。これらの分野では、まずガイドブック的な本で頭の中に「知性の地図」を描いてから、次の本に進むべきだといいます。

 例えば「経済を学びたい」と、いきなり『資本論』を読んでも理解できません。まずガイド本で全体像をつかみ、新書などで基本を学び、その上で専門書に進むなどが必要です。

 このように、読む順番の大切さを説いた上で、最初の1冊の選び方を解説、哲学、科学、歴史など「ジャンル別」さらに夏目漱石、太宰治、ニーチェなど「作家別」の読む順番を解説します。

 本書が勧める順番で読めば、読書の質が大きく変わると思います。その結果、吸収できる知識・教養が倍増します。これを習慣にすれば、おのずと教養が広がるはずです。というわけで、これから読書を始めたい人はもちろん、これまで本を読んできたものの「あまり身に付かない」「理解できず挫折した」という人にもオススメします。

 知識や教養を身に付けるには、やはり読書が何より大事です。そのことは、学校でも強調され、これまでも散々読んできたはずです。ところが、なぜか本の読み方については教わった記憶がありません。

 その結果、多くの人が、試行錯誤しながら自己流の読み方を編み出し、読んでいます。しかし、中にはその過程で挫折してしまう人もいるようです。

「〇〇入門」のわなに引っかからないために…

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執筆=藤井 孝一ビジネス選書WEB

ビジネス書評家、読者数5万人を超える日本最大の書評メールマガジン『ビジネス選書&サマリー』の発行人。年間1000冊以上の書籍に目を通し、300冊以上の書籍を読破する。有名メディアの書評を引き受けるほか、雑誌のビジネス書特集でも、専門家としてコメント。著書は『読書は「アウトプット」が99%』(知的生きかた文庫)のほか、『週末起業』など、累計50冊超、うちいくつかは中国、台湾、韓国でも発刊されている。

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