ビジネスWi-Fiで会社改造(第8回)
Wi-Fiで売り上げを増やそう―売り上げアップ作戦
2019.02.07
なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか?
岡崎大輔 著
SBクリエイティブ
新しい学びの本です。美術鑑賞でセンスを磨きます。眠れる能力を引き出すことができます。実はコレ、米ニューヨーク近代美術館で考案された方法で、グローバル企業がこぞって研修に使っています。
アートは、鑑賞の方法を少し工夫するだけでセンスを磨く手法に変わります。実際、米国の小学校では、さまざまな力を伸ばす効果が実証されているそうです。
著者は、そんなアートを用いた研修を企業向けに行い、メディアからも注目されている方です。美術鑑賞の世界に踏み出すきっかけになり、そこから得たものが人生や仕事に生かせるようになります。美術鑑賞は注目されていますが、ただ、漫然と眺めていても意味がないようです。生活に役立てるには、それなりの鑑賞方法があります。本書には、それが書いてあります。
はじめに、美術鑑賞が仕事に役立つ理由を解説しています。そこでは、作品の情報に頼らず鑑賞することや、多くの人の鑑賞法の問題点を指摘します。その上で「どう鑑賞し、活用すればいいのか」を解説します。
例えば「事実と解釈を分ける」「3つの問いと4つのプロセス」「鑑賞時の8つの視点」など、実際の作品を用いて解説してくれます。
最後にこれからの時代、ますます「アート」が重要になることを説いて締めくくられています。確かに、多くの作業がAI(人工知能)に置き換わる中、問われるのは人間本来の感性になりそうです。
日ごろから美術に触れている方はもちろん、ビジネスなど日常生活に生きる感性を磨きたい方、新しい学習法に興味のある方、さらに研修や学校教育など教育に関わる人にもオススメの1冊です。美術鑑賞は、すてきです。私も大好きです。実際、美術館などにもよく足を運びます。好奇心が満たされますし、何より知的な感じがして格好いいからです。
執筆=藤井 孝一(ビジネス選書WEB)
ビジネス書評家、読者数5万人を超える日本最大の書評メールマガジン『ビジネス選書&サマリー』の発行人。年間1000冊以上の書籍に目を通し、300冊以上の書籍を読破する。有名メディアの書評を引き受けるほか、雑誌のビジネス書特集でも、専門家としてコメント。著書は『読書は「アウトプット」が99%』(知的生きかた文庫)のほか、『週末起業』など、累計50冊超、うちいくつかは中国、台湾、韓国でも発刊されている。
読書でビジネス力をアップする
2022年3月7日(月)~2023年3月31日(金)
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2023年導入予定のインボイス制度の対応の準備はできていますか。インボイス制度は、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式として導入されます。仕入額控除の要件として、適格請求書発行事業者が発行する「適格請求書」の保存が必要となります。本セミナーではPwC税理士法人 村上 高士氏をお招きし、課税事業者の皆さまの立場で、インボイス制度導入後に何が変わり、どのような影響があるのかを解説します。
2022年2月4日(金)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2022年4月1日より、施行される改正個人情報保護法。同法では、法人に対するペナルティの厳罰化や、個人情報漏えい時の報告・通知義務などが追加され、企業はより厳格に個人情報を扱う必要に迫られています。では、企業は具体的にどのような対策をとればいいでしょうか?本ウェビナーでは、改正個人情報保護法の改正のポイントやその際に生じうる課題、そして企業が取り組むべき対策についてご紹介します。