強い会社の着眼点(第13回)
“電話DX”が会社を強くする
2019.04.04
仕事は嫌いじゃないけど、人間関係がめんどくさい!
ロミオ・ロドリゲスJr.
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
人間関係の本です。テレビでもよく目にする「メンタリズム」という心理術を使って、上司や先輩、同僚、部下など、職場の人間関係を改善させます。
メンタリズムを使えば、無意識に相手の心を読んだり、コントロールができたりします。手品ではありませんので、100%とはいきませんが、かなりの確率でそれができるようになるそうです。著者は、これを「人間の取扱説明書」としています。学んで使えば、例えば相手が考えていることも、おおよそ当てることができ、コントロールできると言います。その方法が分かります。
仕事は楽しいのに、人間関係がうっとうしい――そういう悩みをよく聞きます。そんな煩わしい職場の人間関係が、メンタリズムで改善するなら学びたいものです。本書にはその方法が具体的なテクニックとして書かれています。
経営者や役員、上司、先輩、同僚、部下など、立場ごとに書かれています。さらに、自慢話、ひがみ、押しつけなど、ケースごとに書かれていますので実践的です。例えば、自慢する上司には、上には上がいると分からせる「再否定の話術」、生意気な部下には、一瞬キレてすぐ笑顔に戻る「シャークケージ効果」という具合に紹介されていきます。
メンタリズムで、嫌な人間を黙らせることができれば、ストレスは解消し、毎日穏やかに過ごせるようになります。仕事に集中できれば成果も上がるはずです。
「仕事は好きなのに人間関係が耐えられない」という人はもちろん、もともと人付き合いが苦手・うまくいかないという人など、職場の人間関係に悩むビジネスパーソンにお勧めします。
執筆=藤井 孝一(ビジネス選書WEB)
ビジネス書評家、読者数5万人を超える日本最大の書評メールマガジン『ビジネス選書&サマリー』の発行人。年間1000冊以上の書籍に目を通し、300冊以上の書籍を読破する。有名メディアの書評を引き受けるほか、雑誌のビジネス書特集でも、専門家としてコメント。著書は『読書は「アウトプット」が99%』(知的生きかた文庫)のほか、『週末起業』など、累計50冊超、うちいくつかは中国、台湾、韓国でも発刊されている。
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