オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2020.02.26
ネットやカタログで見たり、商談で聞いたりはしたけれど、なかなか理解できないIT用語。そんなIT初心者の社長にも理解できるようにITキーワードを解説する本連載。今回は業務効率化の大きな力になる「OCR」(オーシーアール)だ。
「社長、伝票処理を効率化したいので、そろそろOCRを導入しませんか」(総務兼IT担当者)
「何! オイシー?わしはうまいものには目がないんだ。君はどんなオイシーものを食べたんだね」(社長)
「さつま揚げです、って違いますよ。OCRは食べ物ではなくて、手書き伝票などをデータ化してくれるシステムの呼び名です。伝票をパソコンで入力する手間が省けるんです」
「手間が省けてオイシーって、どんな料理なんだ?」
「ですから料理ではないんです…」
OCR(Optical Character Recognition/Reader)は日本語にすると「光学文字認識/読み取り」となります。複合機や専用スキャナーで紙伝票をスキャンして文字を読み取り、OCRソフトでデジタルデータ(パソコンで扱えるテキストや数値データ)に変換します。
例えば、(1)紙の申込書をスキャナーでスキャン(2)OCRソフトが自動で申込書の文字(氏名・住所など)をデジタルデータ(テキストや数値データ)に変換(3)担当者が変換結果を確認(4)デジタルデータを業務システムなどに入力、というフローです。受発注伝票や請求書などの紙伝票を手作業でパソコンに入力している場合、OCRソフトの活用で入力の手間やミスを減らせます。大幅に業務を効率化できます。
Q OCRが注目される理由を教えてください…
執筆=山崎 俊明
脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」
2022年5月20日(金)① 14時00分〜15時00分(予定)② 18時00分~19時00分
テレワーク関連
新型コロナウイルスの影響もあり、企業におけるテレワークの導入が拡大しました。
一方でまん延防止等重点措置が解除され、今後どのような働き方を目指すべきか迷われる企業様も増えているのではないでしょうか。
本セミナーでは日本テレワーク協会の村田瑞枝氏をお招きし、これからのテレワークのトレンドや、コミュニケーションのあり方についてお話いただきます。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年3月7日(月)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2023年導入予定のインボイス制度の対応の準備はできていますか。インボイス制度は、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式として導入されます。仕入額控除の要件として、適格請求書発行事業者が発行する「適格請求書」の保存が必要となります。本セミナーではPwC税理士法人 村上 高士氏をお招きし、課税事業者の皆さまの立場で、インボイス制度導入後に何が変わり、どのような影響があるのかを解説します。