ビジネスWi-Fiで会社改造(第38回)
ビジネスWi-Fiが介護施設を変える
公開日:2023.05.24
ビジネスにIT活用が欠かせないことは理解しているつもりだが、次から次へと登場する難解なIT用語がよく分からない。そんなIT初心者の社長にも理解できるようにITキーワードを解説する本連載。今回は、万一、会社の機密情報が公開されたら信用が失墜し、お先真っ暗になりかねない「ダークウェブ」だ。
「社長、ダークウェブで同業の機密情報が売買されているようです。うちも何か対策を考えましょう」(総務兼IT担当者)
「ダーク……。宇宙映画の新作でもやるのか。見に行きたいな」(社長)
「暗黒面があるのは似ていますが、映画とはまったく関係ありません。ダークウェブは闇のウェブサイトのことで、違法な取引にも使われているんです」
「もしかしてワシのダークな情報が漏れているんじゃないだろうな。すぐに対策を考えなさい」
ダークウェブはインターネットの住所であるIPアドレスを隠した闇サイトで、Microsoft EdgeやGoogle Chromeなどの一般的なウェブブラウザーからはアクセスできません。匿名性が高く、アクセス元の特定が困難なことから、違法ドラッグなどの闇取引の温床になったり、攻撃者が盗み取った企業の機密情報やクレジットカード番号などの個人情報が売買されたりするなど実被害も広がっています。ランサムウエア感染や不正アクセスなどによって顧客データなどの機密情報が流出すると、ダークウェブで売買されるケースもあります。中小企業も早急にセキュリティ対策を強化しなければなりません。
Q ダークウェブを悪用されると何が起こるのでしょうか…
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執筆=山崎 俊明
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脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」