ビジネスコミュニケーション手法の改善(第10回)
【オフィス・店舗向け】回線速度は?サポートの手厚さは?業務用フレッツ光の選び方
公開日:2021.09.15
そもそも言葉の概念がなかなか理解できないIT用語。そんなIT初心者の社長にも、分かりやすく理解できるようにITキーワードを解説する本連載。今回は、勘違いも多いキーワード「仮想デスクトップ」だ。
「テレワークや営業など、社外でパソコンやタブレットを利用する機会が増えてきたので、そろそろ仮想デスクトップを導入しませんか」(総務兼IT担当者)
「何、家相?以前、我が家を建てるときに方位を見ながら間取りを考えたものだ。パソコンを利用するときも方位が関係するのかね」(社長)
「家相でも何でもいいですが、仮想デスクトップにすると情報漏えい対策に効果が期待できるんです」
「なるほど効果ありと。会社の運気が上がるなら、その“家相”デスクトップとやらを検討してみるか」
一般にパソコンはデータを処理・保存する本体と、データを表示するディスプレー、データを入力するキーボード・マウスなどで構成されます。デスクトップは表示画面を意味します。
仮想デスクトップでは、本体の機能はデータセンターにあります。利用者の手元のパソコンには、データセンターから転送された表示画面(デスクトップ)の情報が映し出されます。パソコンにはデータがなく、仮想的に表示されるので仮想デスクトップと呼ばれます。デスクトップ仮想化ともいいます。手元のパソコンにデータが残らないので、情報漏えい対策にもなります。
※デスクトップの表示画面を拡張する機能を仮想デスクトップと呼ぶ場合もありますが、ここでは表示画面の転送の仕組みを仮想デスクトップと呼びます
表示画面を転送する仮想デスクトップ
Q 仮想デスクトップのメリットを教えてください…
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執筆=山崎 俊明
【MT】
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