オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2018.08.29
分からないIT用語を分かったふりでごまかしているIT初心者の社長も、IT用語が簡単に理解できる本連載。今回は、きっと聞いたことがある「仮想化」だ。
「社長、国会で働き方改革関連法が成立しましたね。うちの社員が効率よく働けるようにするには、テレワークも1つの手段だと思います。法律が施行される前に、うちの会社もパソコンの仮想化に取り組みましょう」(総務兼IT担当者)
「何!!貸そうか、だって。オレオレ詐欺に代わる、新手の“貸そうか貸そうか”詐欺か。いくらワシが売り上げ目標に厳しいからといって、詐欺なんかでもうけてどうすんだ」(社長)
「詐欺なんかするわけないじゃないですか。オレオレ詐欺やお金の取り立てではなく、会社で使っているサーバーやパソコンの仮想化のことですよ」
「サバ? よく分からんが、サバを貸そうかと言われてもなあ、腐るだろ」
「仮想化を使うとシステムの管理やコストの軽減だけでなく、セキュリティにも効果があることが多いんです」
「サバは遠慮しとくが、取りあえず君の提案に耳を貸そうか」
仮想化とは、物理的な環境にとらわれずCPUやメモリーを論理的に分割・統合する技術のことを指します。これだけでは理解しづらいので、もう少し具体的に見てみましょう。
近年、増えているのがサーバーの仮想化です。オフィスでは、ファイルサーバーや販売・在庫管理システムのサーバーなど、用途ごとに物理的なサーバー機器が別々に置かれているケースがあります。サーバー仮想化は、仮想化のソフトウエアを用いて、1台のサーバー上で仮想的に複数のサーバーをつくれます。複数台のサーバーと同等の機能を1台のサーバーが果たせるため、設置スペースや電源なども削減可能になります。
Q パソコンは仮想化できるのでしょうか…
執筆=山崎 俊明
脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」
2022年5月20日(金)① 14時00分〜15時00分(予定)② 18時00分~19時00分
テレワーク関連
新型コロナウイルスの影響もあり、企業におけるテレワークの導入が拡大しました。
一方でまん延防止等重点措置が解除され、今後どのような働き方を目指すべきか迷われる企業様も増えているのではないでしょうか。
本セミナーでは日本テレワーク協会の村田瑞枝氏をお招きし、これからのテレワークのトレンドや、コミュニケーションのあり方についてお話いただきます。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年3月7日(月)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2023年導入予定のインボイス制度の対応の準備はできていますか。インボイス制度は、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式として導入されます。仕入額控除の要件として、適格請求書発行事業者が発行する「適格請求書」の保存が必要となります。本セミナーではPwC税理士法人 村上 高士氏をお招きし、課税事業者の皆さまの立場で、インボイス制度導入後に何が変わり、どのような影響があるのかを解説します。