ビジネスWi-Fiで会社改造(第8回)
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2017.08.08
多くの臣下を抱え、動かしていく存在である戦国武将の中には、人心掌握にたけた人物が少なくありません。前回紹介した豊臣秀吉は、その最たる例でしょう。実はもう1人、多くの臣下の心をつかんだ武将がいます。秀吉の生母・仲の親戚筋に当たり、幼い頃から秀吉に仕えた加藤清正です。
熊本城の築城をはじめとして熊本の街づくりに多大な貢献をした清正は、熊本では「せいしょこさん(清正公さん)」として親しまれています。現代人の心もつかんでいる清正は、戦国時代の存命中から人心掌握にたけた人物でした。
清正が“人たらし”だったことを示すエピソードは、数多く伝えられています。例えば関ヶ原の合戦の後、敗れた兵が城に戻ろうとしているのを清正が見つけたときのことです。捕らえて問いただすと、城内にいる母を助けるために忍んできたといいます。これを聞いた清正は兵の縄をほどき、城に入るのを見逃しました。
その兵が関ヶ原での敗戦の様子を語ると、城の中にいた兵たちは落胆して清正に降参します。清正は籠城していた将たちに食禄を与えたので、みな清正に恩を感じ、その後、清正に忠誠を誓うようになったと伝えられています。
こんな逸話もあります。清正の家臣で、「清正十六将」と呼ばれた精鋭の1人に覚兵衛という人物がいました。この覚兵衛が、あるとき次のように語りました。「昔の俺は小心者で、戦場に出てもすぐに逃げ帰っていた。しかしそのたびに清正公は『見事であった』と言ってくれた。そのうちに、このままではいけないと命懸けで戦うようになり、一生を清正公のために尽くそうと心に決めた。今考えれば、最初から清正公にだまされていたのかもしれない」
清正は人心をつかむのにたけていただけではありません。人を使うことに関しても一流でした。現代のマネジメントにも通じる言葉を数多く残しています。
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