脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」(第60回)お先真っ暗にならないための「暗号化」

脅威・サイバー攻撃

公開日:2022.12.19

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 何となく知っているようで、内容はなかなか理解できないIT用語。そんなIT初心者の社長にも、分かりやすく理解できるようにITキーワードを解説する本連載。今回は、きっと聞いたことがある「暗号化」だ。

「社長、社外でもパソコンを使う機会が増えてきたので、データの暗号化でセキュリティ対策を強化しましょう」(総務兼IT担当者)

「何、暗号化? さては、ワシに隠しておきたいことを何かたくらんでいるんじゃないのか」(社長)

「社長にばれるような悪だくみなんて、誰もしませんよ。パソコンから情報漏えいしてインターネットにでも公開されたら大変なので、データを暗号化するんです」

「確かに取引先の情報が漏れたら大変だ。業務がお先、真っ暗になりかねんな。社員に対策の号令をかけなさい」

機密データの公開や改ざんを防止

 データ(ファイル)を暗号化しておけば、万一データを盗まれた時にもデータ内容がそのまま外部に漏れることを防げます。データそのものの暗号化のほか、メールやWebアクセス、Wi-Fiといった通信経路の暗号化で盗聴や改ざんを防ぐ方法もあります。暗号化はセキュリティ対策として重要な役割を果たしています。

Q データ暗号化の仕組みを教えてください…

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