強い会社の着眼点(第13回)
“電話DX”が会社を強くする
2018.09.26
カタカナや英略字ばかりのIT用語。もっと分かりやすくならないの、と言ってしまうIT初心者の社長もIT用語が理解できる本連載。今回は、身近な課題である「ペーパーレス」だ。
「しまった!」(総務兼IT担当者)
社長に説明するために会議資料を作成した総務兼IT担当者。報告書の中にミスを発見したものの、会議の時間が迫っており、印刷し直して差し替えられません。
「社長、会議に入る前に提案があります。うちもペーパーレス会議にしませんか」(総務兼IT担当者)
「何だ、急に!ペーパーがどうしたって。トイレで紙詰まりでもあったのか」(社長)
「違いますよ。コードのないコードレス、砂糖を入れないシュガーレス、紙を使わないペーパーレス。印刷資料なしに会議をするのがペーパーレス会議です」
「資料なし?それでどうやって会議をするんだ。さては、売り上げ目標を達成できなかった資料を隠そうとしているな」
「ギクッ」
「ほら見ろ。それで資料をトイレに流して、揚げ句の果てに詰まったんだろ」
「正直に言うと、資料の数字を間違えたんです。それを20部印刷してしまって……。でもペーパーレスにしたら、たとえ数字を間違ってもすぐに直せて会議に臨めるんですよ」
「ペーパーとトイレと会議、いったい何の関係があるんだ。ちゃんと説明しなさい」
ペーパーレス会議は、パソコンやタブレットで会議資料のデータを見て、紙の資料なしに会議を行うものです。わざわざ紙の資料を印刷、配布する必要がないので、印刷コストの削減や業務の効率化に効果があります。
また、資料データを見られるパソコンやタブレットがあれば、参加者は本社・会議室に集まらなくても、営業拠点など離れたところから会議に加われます。移動時間の削減による働き方改革も可能です。
Q ペーパーレスの利点は?…
執筆=山崎 俊明
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