ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2019.12.02
条件を満たすセルに自動的に書式を適用する機能「条件付き書式」。一番よく使われるのは「売り上げが○○円を超える(未満)のセルに色を付ける」というパターンではないだろうか。大きな表でも設定したルールにのっとって、対象となるセルに一気に書式を設定してくれるので、いちいち手作業する手間がかからない。さらに数字を修正した場合、その修正にも対応し、改めてルールが適用される。手作業では途方もなく時間がかかる作業を一瞬でやってくれる。
今回は、その「王道」の使い方のおさらいを含め、ビジネスにおいて活用すると効率的な条件付き書式のケーススタディーをいくつか紹介しよう。
「売り上げが○○円を超える」「得点が○○点未満」など、突出した数値を目立たせて傾向を分析したい。そんなときに「条件付き書式」を使う。指定した数値より大きい、小さい、指定範囲、指定の値など、数値の大小によってセルに書式を設定するパターンが最も活用される使い方だろう。よく使うパターンはあらかじめメニューが用意されているので、簡単に設定できる。
対象セルをドラッグして範囲指定する。「ホーム」タブの「条件付き書式」から「セルの強調表示ルール」→「指定の値より大きい」を選ぶ
表示されるダイアログボックスでルールを設定する。ここでは左の欄に「100000」と入力して「OK」を押す。書式も自由に設定できるがここでは初期値のままとした
売り上げが「100,000」より大きいセルに一気に色が付いた
木曜日の中目黒店を90,000に修正すると色が消えた
最初の画面の「セルの強調表示ルール」では、「指定の値より小さい」「指定の範囲内」「指定の値に等しい」などの設定が簡単にできる。もし「10万円より大きい」ではなく、「10万円以上」にしたい場合は、「新しいルール」からルールを設定する。
対象セルをドラッグして範囲指定し、「ホーム」タブの「条件付き書式」から「新しいルール」を選ぶ
開く画面で「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選び、「次の値以上」を選ぶ。「書式」ボタンをクリックして書式を設定すればよい
執筆=内藤 由美
大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。
時短エクセル
2022年6月24日(金)13時30分-15時00分(予定)
業務効率化関連
これからの経営の重要なキーワードとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)。
デジタル技術の急速な発展・SDGs等の社会環境変化や市場の競争環境変化により、企業はデジタルを活用した事業や業務の変革が迫られています。
本セミナーでは、「DX」の概念の理解に加え、事例等を通じ、具体的イメージをご紹介しながらDX推進のためのポイントをお伝えすると共に、すぐにできるDXをご紹介します。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年6月3日(土)~2023年3月31日(金)
業務効率化関連
DXという言葉はすっかりバズワードとなり、今やすべての企業にとってデジタル化は必須となっています。
しかし、DXの捉え方は会社によってさまざまで、「とりあえずデジタル」のような取り組みをDXと位置付けているケースもございます。
本セミナーでは、まず第一部で企業におけるDXの定義とDX活動を着実に前進させるポイントについてご説明し、第二部ではDX活動の第一歩として「おまかせAI-OCR」を活用したオペレーション改革について、具体例を交えながらご紹介します。