ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2018.07.02
社員名簿には生年月日や入社日などの欄があるだろう。しかし、年齢や勤続年数を手入力してしまうと、毎年更新しなければならず非常に手間がかかる。
今回は、関数を使って生年月日から現在の年齢を自動的に計算する方法を紹介しよう。入社日から勤続年数を計算するのも同じ要領でできる。
※当記事では練習用のサンプルファイルがダウンロードできます(ページ下部)
生年月日から年齢を自動計算する際、いつ現在の年齢を表示させるか、その基となる日付が必要だ。TODAY関数を使って、自動的に本日の日付が表示されるようにしておこう。
ここではG1セルに「=TODAY()」と入力する
「=TODAY()」は、本日の日付を表示する関数だ。引数は不要なので、( )内には何も書かなくてよい。
これで、ファイルを開くたびに本日の日付が自動的に表示される
ちなみに、関数を使わずに簡単に本日の日付を入力する方法もある。「Ctrl」キーを押しながら「;」(セミコロン)キーを押すと、本日の日付を即座に入力できる。「Ctrl」+「:」(コロン)は現在の時刻を入力するショートカットキーだ。セットで覚えておくと時短になる。
もちろん、今日の日付でなく、来年の4月1日現在の年齢を知りたければ、その日付を手入力しても構わない。
F3セルに、関数を入力する。年齢を計算する際には、期間の長さを調べる「DATEDIF(デイトディフ)」関数を使う。
DATEDIF関数は、「=DATEDIF(開始日,終了日,単位)」という引数で成り立っている。「開始日」は生年月日、「終了日」は今日の日付、「単位」は年とする。年は”Y”(Year)、月は”M”(Month)、日は”D”(Day)で表す。
まずは、F3セルに「=DATEDIF(」と入力
次にE3セルをクリックすると、自動的に「E3」と入力される
「E3」の後ろに「,」(カンマ)を入力し、G1セルをクリックして「F4」キーを1回押す
そして「,”Y”)」と入力する
F4キーを押すのは、セルをコピーしたときに参照先のG1セルがずれないようにするため。生年月日はそれぞれの行で自動的にずれてくれてOKだが、G1セルはどのセルでも変更されないよう、絶対参照にしておく必要があるからだ。
これで、生年月日から本日までの年数を自動的に計算し、表示してくれる。もし、表示が1900/2/14などとなってしまったら、「ホーム」タブの「表示形式」で「標準」を選択しよう。すると、適切な年齢が表示される。
「Enter」キーを押すと数式が確定し、年齢が表示される
執筆=内藤 由美
大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。
時短エクセル
2022年6月24日(金)13時30分-15時00分(予定)
業務効率化関連
これからの経営の重要なキーワードとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)。
デジタル技術の急速な発展・SDGs等の社会環境変化や市場の競争環境変化により、企業はデジタルを活用した事業や業務の変革が迫られています。
本セミナーでは、「DX」の概念の理解に加え、事例等を通じ、具体的イメージをご紹介しながらDX推進のためのポイントをお伝えすると共に、すぐにできるDXをご紹介します。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年6月3日(土)~2023年3月31日(金)
業務効率化関連
DXという言葉はすっかりバズワードとなり、今やすべての企業にとってデジタル化は必須となっています。
しかし、DXの捉え方は会社によってさまざまで、「とりあえずデジタル」のような取り組みをDXと位置付けているケースもございます。
本セミナーでは、まず第一部で企業におけるDXの定義とDX活動を着実に前進させるポイントについてご説明し、第二部ではDX活動の第一歩として「おまかせAI-OCR」を活用したオペレーション改革について、具体例を交えながらご紹介します。