ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2021.11.01
「XLOOKUP」(エックスルックアップ)という関数の名前を聞いたことがあるだろうか。「関数はちょっと…」という人でも合計や平均ぐらいは使ったことがあるだろう。これらも立派な関数である。簡単に使えて劇的に仕事が効率化できる関数もあるので、ぜひ試してみてほしい。
「XLOOKUP」という関数を簡単に説明すると、「表を検索して値を取り出す」ものだ。例えば、商品一覧があって、請求書には商品番号だけを入力すると正式な商品名が自動で入力されるとか、顧客リストから指定した顧客番号と一致する顧客を選び出すなど、ビジネスでは利用シーンが非常に多い。
ちなみにこの「XLOOKUP」という関数は、Microsoft 365のExcelで2020年から使えるようになった新関数だ。それまでは「VLOOKUP」(ブイルックアップ)や「HLOOKUP」(エイチルックアップ)という関数を使っていたが、これらの進化版だと思えばよい。「VLOOKUP」は、これまでビジネスマンに最も使われている関数ともいわれるほど利用頻度が高かった。その進化版「XLOOKUP」はさらに簡単に使えるようになっている。これまで「VLOOKUP」の利用をあきらめていた人も、ここで「XLOOKUP」の使い方を覚えれば“できるビジネスマン”の仲間入りだ。
「XLOOKUP」がどのようなものかが分かったところで、実際にどんなことができるかを紹介しよう。
例えば商品一覧表があるとしよう。請求書を作成するときに、そのリストを見ながら「商品番号」「商品名」「単価」を手作業で入力するのは面倒だ。そんなときに使えるのがこの関数だ。商品番号を入力するだけで「商品名」と「単価」が自動で入力される。
リストを見て商品番号を入力する
瞬時に商品名と単価が自動入力される
これが「XLOOKUP」という関数の機能だ。仕事の効率が飛躍的にアップすることはお分かりいただけるだろう。
執筆=内藤 由美
大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。
時短エクセル
2022年6月24日(金)13時30分-15時00分(予定)
業務効率化関連
これからの経営の重要なキーワードとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)。
デジタル技術の急速な発展・SDGs等の社会環境変化や市場の競争環境変化により、企業はデジタルを活用した事業や業務の変革が迫られています。
本セミナーでは、「DX」の概念の理解に加え、事例等を通じ、具体的イメージをご紹介しながらDX推進のためのポイントをお伝えすると共に、すぐにできるDXをご紹介します。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年6月3日(土)~2023年3月31日(金)
業務効率化関連
DXという言葉はすっかりバズワードとなり、今やすべての企業にとってデジタル化は必須となっています。
しかし、DXの捉え方は会社によってさまざまで、「とりあえずデジタル」のような取り組みをDXと位置付けているケースもございます。
本セミナーでは、まず第一部で企業におけるDXの定義とDX活動を着実に前進させるポイントについてご説明し、第二部ではDX活動の第一歩として「おまかせAI-OCR」を活用したオペレーション改革について、具体例を交えながらご紹介します。