ビジネスWi-Fiで会社改造(第44回)
ビジネスWi-Fiで“学び”が進化する
公開日:2023.09.04
前回、エクセルで巨大な表を扱うときは、見出しを固定したりウインドウを分割したりという機能を使うと効率的だと説明した。今回は「そこまでするほどじゃないけど、もうちょっと表示できたらなぁ……」と思うときや、「もうちょっとで一画面に収まるのに……」というときに使えるテクニックを紹介しよう。
大きな表を一つの画面で表示したいとき、まず考えられるのは画面表示の倍率を縮小することだ。表が全部収まる程度に縮小して、数字などの内容が確認できればこれが一番手っ取り早い。
表は「2023年8月」まであるが、表示倍率が100%の状態では「2023年5月」までしか見えない
スライドバーの「-」の部分をクリックすると表示倍率が縮小される
1回のクリックで10%縮小する。ここでは2回クリックして80%にすると表のすべてが表示できた
これで表が一画面ですべて確認できるようになる。表示が小さすぎて見づらい、という場合は、次に紹介する方法で縦方向の表示領域を広げてみよう。
エクセルの画面上部にある「フォント」、「配置」などさまざまな機能が表示されている領域をリボンと呼ぶ。これを非表示にすると、画面の縦領域を広げられる。
リボンの右下にある「リボンの表示オプション」ボタンをクリックし、「タブのみを表示する」をクリックする
リボンが消え、表示が4行分広くなった
リボンを非表示にすることで、19行目まで見えていたものが23行目まで見えるようになった。
リボンの表示/非表示は簡単に切り替えることができる。各種機能を利用したいときは、タブをクリックするとリボンが一時的に表示されるので、そこから利用したい機能を選択する。
任意のタブをクリックすると、リボンが表示される
先ほどと同様、「リボンの表示オプション」ボタンをクリックし、「常にリボンを表示する」をクリックする
これでリボンが常時表示に切り替わった
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執筆=内藤 由美
大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。
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