ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2021.05.10
今回は「Excelの表をいかに効率的に作るか」を、テンプレートありきで説明しよう。とにかく自動化できる作業を自動化すれば時短になる。関数の利用に多少苦労したとしても、そのテンプレートを次回以降も使い回すなら、次回以降は手入力も関数設定もせず使えるため、圧倒的に効率が上がる。
今回は、チームのリーグ戦対戦表を作成しながら、いろいろな機能を紹介していこう。内容はスポーツチームの対戦表だが、ここで使う機能は仕事に直結するため、すべて覚えていただきたい。関数も「SUM」「SUMIF」「IF」「COUNTIF」など、仕事でも使用頻度の高いベーシックなものに絞り、「前編」「後編」として2週にわたって紹介する。
※当記事では練習用のサンプルファイルがダウンロードできます(ページ下部)
完成した表。これをどれだけ効率的に作れるかを紹介する
サンプルは手入力部分を最低限にしたつもりだが、どうしても手入力は発生する。また、日付の書式設定が希望の書式と違っているので、これも修正しておく。「SL」はスキルレベルの略で、各人の技能レベルに応じて事務局が数字を設定する。いい成績だとこれがアップしていく。
手入力部分。タイトルは文字サイズを大きくして太字にする。名前など強調したい部分も太字にしておこう
日付の書式を変更
C3~J3までをドラッグして範囲指定し、「Ctrl」+「1」キーで書式設定画面を開き、「日付」の種類から「3/27」を選ぶ。
連続データは非常に便利な機能で、これを利用しない手はない。「試合週」は第1週、第2週…という意味なので単純な連続データ、日付は「毎週土曜日」なので、少し工夫が必要だ。
「Ctrl」キーを押した状態でC2の右下をJ2までドラッグする
数字のみの場合はドラッグしてもコピーになってしまうので、「Ctrl」キーを押しながらドラッグする必要がある。ここが「第1週」などとなっていた場合は「Ctrl」キーを押さなくても連続データになる。この違いをしっかり把握しておこう。
2週目の日付を入力し、2週分をドラッグして選択。その状態でJ3までドラッグ
次に、規則性のある連続データを入力する場合は、規則が分かる範囲のセルをドラッグして指定し、その複数セルをそのままドラッグする。今回は毎週土曜日開催ということで7日置きの連続データを入力した。例えば奇数を入力したければ「1」と「3」を範囲指定してドラッグすればよい。
対戦相手は4週で1回転し、2回転目も同じなので、Aチーム~Dチーム(C4~F4)を選択し、J4までドラッグする。単純にコピーしてもよい。
Aチーム~Dチームも連続データとしてコピーできる
執筆=内藤 由美
大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。
時短エクセル
2022年6月24日(金)13時30分-15時00分(予定)
業務効率化関連
これからの経営の重要なキーワードとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)。
デジタル技術の急速な発展・SDGs等の社会環境変化や市場の競争環境変化により、企業はデジタルを活用した事業や業務の変革が迫られています。
本セミナーでは、「DX」の概念の理解に加え、事例等を通じ、具体的イメージをご紹介しながらDX推進のためのポイントをお伝えすると共に、すぐにできるDXをご紹介します。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年6月3日(土)~2023年3月31日(金)
業務効率化関連
DXという言葉はすっかりバズワードとなり、今やすべての企業にとってデジタル化は必須となっています。
しかし、DXの捉え方は会社によってさまざまで、「とりあえずデジタル」のような取り組みをDXと位置付けているケースもございます。
本セミナーでは、まず第一部で企業におけるDXの定義とDX活動を着実に前進させるポイントについてご説明し、第二部ではDX活動の第一歩として「おまかせAI-OCR」を活用したオペレーション改革について、具体例を交えながらご紹介します。