ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2020.12.07
「Excelのシートをコピーしたら、フォントや行幅が勝手に変わってしまった!」
こんな経験をお持ちの方は少なくないのではないだろうか。では、なぜこうなってしまうのか。理由は、Excel2013まではフォントは「MS Pゴシック」、行の高さは「13.5」が標準だった。しかし、Excel2016以降は、フォントは「游ゴシック」、行の高さは「18.75」が標準となった。そのため、シートを新しいブックにコピーすると、新しいブックに設定されている標準のフォントや行の高さに変わってしまうのだ。
フォントや行の高さは元のまま、新しいブックにコピーしたい場合は少し工夫が必要だ。また、新しく作成するExcelファイルを、Excel2013の標準フォントにしたい場合の設定方法も説明しよう。
※当記事では練習用のサンプルファイルがダウンロードできます(ページ下部)
新しく作成するExcelファイルをExcel2013と同じ体裁にしたい場合は、オプションでフォントを設定する。
「ファイル」メニューをクリックし、「オプション」を選ぶ
「全般」の「次を既定フォントとして使用」欄を「MS Pゴシック」に変更する。初期値では「本文のフォント」となっている
「フォントの変更を有効にするには…」というメッセージが表示されるので、「OK」で閉じ、Excelも閉じてから再起動する
フォントが「MS Pゴシック」になり、行の高さも変わった
オプション設定を変更することにより、初期設定のフォントを「MS Pゴシック」に変更できた。この状態なら、Excel2013のように「MS Pゴシック」で入力できる。
新規ファイルで作成する場合は、上記の方法で設定すれば、「MS Pゴシック」で文字を入力できる。しかし、設定を「MS Pゴシック」にしていても、シートコピーすると「游ゴシック」に変わってしまう。ではどうすればよいか。
解決方法は2つある。1つは元ファイルのフォントの設定を少し変更する方法、もう1つは新しいファイルの設定をあらかじめ少し変更しておく方法だ。後者の場合は、コピーの前に新規ブックを開いておく必要がある。
執筆=内藤 由美
大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。
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