IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第55回)紅白の「AI美空ひばり」に賛否両論

自動化・AI IT・テクノロジー

2020.01.24

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 昨年大みそかの紅白歌合戦で話題になった「AI美空ひばり」。AI美空ひばりは、NHKで9月29日に放送された「AIでよみがえる美空ひばり」で作られたものだ。没後30年を記念した歌声再現プロジェクトだ。

 筆者の子ども時代、すでに大御所歌手としての地位を美空ひばりは築いていた。当時は、彼女がテレビに出てくると、チャンネルを替えたりして逃げ回っていた。

 ところがあるとき、筆者が好きな小椋佳の曲を美空ひばりが歌った。小椋佳は語るように、つぶやくような作風。得意の節回しを抑え、明るくかわいらしく歌い、新境地を感じた。

 正直、AI美空ひばりを見ても、彼女の人となりや「魂」を感じられず、彼女に似せたボーカロイド(音声合成技術で歌う仮想の歌手。「初音ミク」が有名)にしか思えなかった。もちろん、彼女の声を読み込ませ、ディープラーニングを駆使して再現された歌声は、よくできたものではあったが…。

 AI美空ひばりには「感動した」と涙を流す人もいる一方、「気持ち悪い」「故人への侮辱だ」など、批判的な意見も続出した。

メディアのCG・AI事情…

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執筆=青木 恵美

長野県松本市生まれ。独学で始めたDTP(パソコンによる机上出版)がきっかけで、IT関連の執筆を始める。執筆書籍は『Windows手取り足取りトラブル解決』『見直すだけで安くなる、スマホおトク術』など20冊あまり。Web媒体は日経XTECH、日経トレンディネットなど。日経XTECHの「信州ITラプソディ」は、2008年より10年にわたって長期連載した人気コラム(現在でもバックナンバーあり)。日経パソコン、日経PC21、日本経済新聞などに多く執筆。現在は、日経PC21に「青木恵美のIT生活羅針盤」、日経パソコンに「ちょっと気になるITアラカルト」を好評連載中。

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