オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2020.12.14
2020年11月、大手ゲームメーカーが、暴露型ウイルスの被害に遭った。暴露型ウイルスとは、“暴露型”ランサムウエアで身代金を要求するウイルスだ。同社はこの攻撃により、顧客情報など最大約35万件が流出した可能性があると発表。犯行声明から6営業日で株価が16%下落したという。
ランサムウエア(Ransomware)は、身代金ウイルスとも呼ばれ、「Ransom(身代金)」と「Software(ソフトウエア)」を組み合わせた言葉だ。感染によりコンピューターやスマートフォン内のデータが勝手に暗号化されて利用できない状態になり、復旧と引き換えに金銭を要求される。データによっては業務に大きな支障を来したり、信用の失墜や経済的損失を招いたりするのは想像に難くない。
従来のランサムウエアは、ウイルスメールをばらまくなど無差別に感染させるケースが多かったが、2018年頃から標的を定めて感染させる傾向にある。最近は、暗号化を解くための身代金要求に加え、支払わなければ盗んだ情報を公開すると二重に脅迫するのが手口だ。こうした二重脅迫ウイルスを「暴露型」と呼んでいる。ただでさえコロナ禍で大変な中、こんな目に遭ったら、組織を揺るがしかねない。
日本経済新聞社がトレンドマイクロと共同で行った調査によれば、2019年以降、闇サイトで情報を暴露される被害が急増、暴露型ウイルスの攻撃の増加がうかがえる。情報を暴露されたと見られる組織数は、累計で1000社を超える。クラウドストライク社の調査によれば、日本企業の52%がランサムウエアの攻撃を受けており、被害にあった組織の32%が身代金を支払った。平均額は117万ドル(約1億2300万円)だったという。
執筆=青木 恵美
長野県松本市生まれ。独学で始めたDTP(
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