ビジネスコミュニケーション手法の改善(第10回)
【オフィス・店舗向け】回線速度は?サポートの手厚さは?業務用フレッツ光の選び方
公開日:2023.04.12
昨年9月、この連載の「IT導入補助金を活用しよう!~概要から申請まで」で、経済産業省・中小企業庁が行う「IT導入補助金」を紹介した。この制度は「中小企業・小規模事業者のみなさまがITツール導入に活用いただける補助金」というコンセプトで2017年に始まり、本年度で7回目を数える。
本年度の「IT導入補助金2023」は、3月下旬から申請受付を開始している。基本的に業務の効率化やDXの推進、セキュリティ対策のためのITツール等の導入費用を支援する目的は変わらないが、若干の変更がある。
本年度の変更は、インボイス制度への対応を見据えたITツール導入の支援のため、補助額の下限撤廃や引き下げが主となる。中小企業庁「生産性向上を目指す皆様へ」には、「インボイス対応に活用可能!安価なITツールの導入でも利用可能!」という見出しで本年度の概要が書かれているが、2ページ目の表は、赤字で変更点が理解しやすく示されている。
例えば、「通常枠」のA類型では補助金の下限が「30万円~150万円」から「5万円~150万円」に引き下げられた他、クラウド利用料の補助期間が1年分から最大2年分までに延長された。「デジタル化基盤導入枠」では、3/4以内の補助率の「50万円以下」にあった下限(5万円~)が撤廃された。インボイス対応で、便利なITツールの導入を検討している企業も多いと思う。ぜひ活用を考えたいところだ。
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執筆=青木 恵美
長野県松本市在住。独学で始めたDTPがきっかけでIT関連の執筆を始める。書籍は「Windows手取り足取りトラブル解決」「自分流ブログ入門」など数十冊。Web媒体はBiz Clip、日経XTECHなど。XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年以上にわたって長期連載された人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体は日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞など。現在は、日経PC21「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clip「IT時事ネタキーワード これが気になる!」「知って得する!話題のトレンドワード」を好評連載中。
【TP】
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