IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第36回)ミラーレス一眼が好調。スマホ時代のカメラ

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2019.01.22

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 一億総スマホ時代の昨今、ほぼすべての人がスマホのカメラ機能で写真を撮って楽しんでいる。スマホの普及につれカメラの売れ行きは落ち込み、衰退するかに思われた。ところが昨年3月発売された、キヤノンの「EOS Kiss M」が売れ行き好調だ。1年近くたった今も、さまざまなデジタル一眼売上ランキングのベスト3内に常時ランクインしている。

 EOS Kissは、キヤノン製一眼レフカメラの入門・ファミリーユース向けシリーズとして位置付けられる。EOS Kiss Mはシリーズ初のミラーレス一眼だ。ミラーレスは、通常の一眼レフに比べて軽量でコンパクトなのが特徴だ。そのうえ操作も比較的簡単、なのに“一眼画質”を楽しめる。スマホで写真に親しんだユーザーが初めて持つのにもオススメだ。

 相変わらずカメラ業界は苦戦が続く。だが、EOS Kiss Mをきっかけに、ミラーレス、一眼レフのデジカメが活気を取り戻しつつあるようにも見える。スマホで簡単に写真が撮れるこの時代、デジタル一眼の人気の理由、スマホとの使い分けなど、スマホ時代のカメラの在り方を探ってみたい。

ミラーレス一眼は写真の楽しさを知ったユーザーに最適

 スマホで撮影し、アプリで加工や修整したり、猫耳や犬の鼻を付けたり、顔を取り換えたりなどは楽しい。スマホの場合、家族や友達への共有もたやすい。「一億総スマホ=一億総カメラマン」ともいわれるゆえんだ。

 撮影が身近になり、写真の楽しさに目覚めた人も多いだろう。スマホのカメラ機能はIT技術の粋を集め、なかなか良く撮れる。ただしレンズ自体は小さく、質感やリアリティーはどうしても限界がある。より高度な専用のツールを試してみたいと興味が湧くのは、決して不思議ではない。

 学生の頃から一眼レフを愛用してきた筆者も、このところほぼすべての写真をスマホで済ませていた。便利だからだ。ところが、写真には複数の玉を組み合わせた「レンズ」と、像を結ぶ「箱」がやはり必要だと、ハタと思い至った。どうせ持つなら画質の優れた一眼がいい。だが、一眼レフのかさばり具合には苦い経験がある……。というわけで、コンパクトなミラーレス一眼を入手。手のひらに載るサイズで気軽に持ち歩けるのに、画質も機能もそこそこ満足できるのが気に入った。そんなときにEOS Kiss Mのニュース。やはり皆、考えるところは同じだなと思った。

筆者愛用のミラーレス一眼(キヤノンEOS M2+18-55ミリのズームレンズ使用)。短い単焦点レンズを付ければ、手のひらに収まる

スマホのカメラの弱点…

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執筆=青木 恵美

長野県松本市生まれ。独学で始めたDTP(パソコンによる机上出版)がきっかけで、IT関連の執筆を始める。執筆書籍は『Windows手取り足取りトラブル解決』『見直すだけで安くなる、スマホおトク術』など20冊あまり。Web媒体は日経XTECH、日経トレンディネットなど。日経XTECHの「信州ITラプソディ」は、2008年より10年にわたって長期連載した人気コラム(現在でもバックナンバーあり)。日経パソコン、日経PC21、日本経済新聞などに多く執筆。現在は、日経PC21に「青木恵美のIT生活羅針盤」、日経パソコンに「ちょっと気になるITアラカルト」を好評連載中。

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