IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第103回)政府も推進する「Web3.0」って何?

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公開日:2022.09.28

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 最近よく聞く「Web3(ウェブスリー)」または「Web3.0(ウェブサンテンゼロ)」という言葉。インターネットの新たな形を表す概念で、いわゆる「ブロックチェーン」技術を応用した分散型のサービス群を意味している。

「Web3.0」とは?次世代の分散型インターネットの総称

 Web3.0の代表的なサービスとして、仮想通貨・暗号通貨に代表される「DeFi(Decentralized Finance、分散型金融サービス)」や「NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)」「Play to Earn(ゲームプレイで報酬を得るなど、「遊んで稼ぐ」サービス)」「DAO(ブロックチェーンを応用した自律分散型のビジネス組織)」などが挙げられる。

 今年5月に出された経済産業省「経済秩序の激動期における経済産業政策の方向性」には、Web3.0に対し「地理的制約や資源制約に縛られず、サイバー空間における新たな成長フロンティアとなり得る」と表現し、ウクライナ侵略やコロナ禍とともに「これまでの経済秩序が大きく変わる激動期を迎えている」とある。

 Web3があるなら、1と2がある。「Web1.0」は1990~2005年ぐらいまでのインターネット導入初期の段階をさす。主なデバイスはパソコン、ガラケー。従来のコミュニケーション手段(手紙、電話)に、電子メールが加わった。Webサーバーのデータをブラウザで閲覧する「WWW(World Wide Web、ワールド・ワイド・ウェブ)」の黎明期で、ユーザーはWebブラウザを通してビルダーから情報を受け取る。コミュニケーションは一方通行、情報発信者はごく一部に限られた。

政府もWeb3.0制作推進室を設置…

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執筆=青木 恵美

長野県松本市在住。独学で始めたDTPがきっかけでIT関連の執筆を始める。書籍は「Windows手取り足取りトラブル解決」「自分流ブログ入門」など数十冊。Web媒体はBiz Clip、日経XTECHなど。XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年以上にわたって長期連載された人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体は日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞など。現在は、日経PC21「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clip「IT時事ネタキーワード これが気になる!」「知って得する!話題のトレンドワード」を好評連載中。

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